読書の梅雨。

・風が強く吹いている 

三浦しをんの入試問題がおもしろかったので読んでみた。
おんぼろ大学寮に9人の男が住んでいて、そこにめっちゃ足の速い男の子が10人目として入居。
飯炊き係の「駅伝やんぞ!」の号令で、今まで長距離走ったこともないヤローたちが頑張って駅伝目指すよってお話。
妙に腐臭がするけど、鼻をつまんでしまえばとてもおもしろかった。
リアルじゃないとかそういうことを言う人は読書なんでしなければ良いんですよ。

舟を編む

同じくしをん本。
辞書を作るお話。深すぎず、浅すぎずなところがこの人の良いところなんですな。
中盤あたりの、チャラチャラした男の子視点のところがとても良かった。
↑の本もこれも、もっと若い頃に読んでみたらどういう感想を抱いたんだろうな。

この本の話を知り合いに話したら、「言海」という日本で最初の辞書?を作った人の話である「言葉の海へ」という本がおもしろいですよとオススメされた。
調べてみたら2008年に何度目かの再販をされたらしいが今は絶版。中古でプレミア。
そんな時に図書館は心強いですね。
ちょっと辞書が欲しくなってきたとこだったので、言海はアマゾンで買ってしまった。

・盤上のアルファ

ちっさいおっさん(将棋指し)とエリート気取りの兄ちゃん(出版関係)の話。
将棋します。
昨今の将棋本は、将棋を読まない人のために書かれてるので、符号が10個くらいしか出てきません。

サラの柔らかな香車

幼女と若おっさんが将棋します。
これも符号は10個くらい。
ある程度は読めた展開だったけれども、終盤は胸熱。

・偽りのスラッガー

野球ミステリー。
探偵は膝を痛めた元プロ野球選手。
先輩からの依頼で4年ぶりに球界復帰!
「オレは人間をやめるぞジョジョォー!」みたいなラスト(嘘)。