2005-01-27 ■ 小説 ぶらんこ乗り いしいしんじ天才というのをモチーフにした小説というのはたくさん読んできたけれど、 今まで読んだ中で最も人間くさい天才がいた。 弟は必死で人間側にくらいつこうとして、 お姉ちゃんにしがみついている。 お姉ちゃんは普通の子で、 それでも天才の弟をとてもかわいがり、愛していた。 自分が大人になったら、 この小説に出てくる両親のようになりたいと思った。 名前が出てこないせいか、いしいしんじの小説には妙に感情移入してしまう。 早く次の作品を読みたい。