2005-02-16 ■ 小説 プラネタリウムのふたご いしいしんじプラネタリウムの管理者、「泣き男」の元に捨てられた双子の子供の話。 一番最後の盛り上がりであろう部分よりも、 おばあさんの話のくだりのところのが感動できて、 でもいしいしんじの本で泣きそうになる時はいっつも涙が止まらないっていう感じじゃなくて、 あかんなぁ涙たまってきたなぁでも耐えられるかなぁ、 みたいな感じだからあまり涙をぽろぽろこぼしたりはしない。 だからといっていしいしんじの本はあまり人前で読みたくはない。 自分の部屋で大事な宝物を眺めるような気分で読むのが、 乙女のたしなみなのだ。 この本はもう一回読み直したい。