GO (講談社文庫)
GO 金城一紀


カッコ良かった。
ただひたすらにカッコ良かった。
弱者の権利を主張するのではなく、
強くなることで弱者であることを否定する。
青臭くて懐かしくて憧れた。
主人公の親父みたいな人が自分の親だったら絶対尊敬してたなぁ。


対話篇
対話篇 金城一紀


こっちは短編集。
3つの恋愛話で構成。
それぞれ物語りの主役は主人公ではなくて、
主人公が今までほとんど接したことのなかった人が主人公に向かって話しかける形になっている。
短編集というのはキャラクターに個性がありすぎると入っていきづらいものなのだが、
3編ともすんなりと物語の中に入っていけた。
それなのに全てのキャラクターに不思議と愛着ができ、
共感し、感動した。
金城一紀にハマりそう。