推定少女 桜庭一樹
ネクラ少女は黒魔法で恋をする 熊谷雅人
亡国のイージス(上)(下) 福井晴敏
・終末のフール 伊坂幸太郎
探偵ガリレオ 東野圭吾


この内半分くらいは三月に読んだヤツだけど、めんどくさいのでこっちに書いちゃいますよ。
覚えてる順番で感想!
推定少女、おバカ少女がもっとバカな少女と家出ハプニングでさらにバカな少年の家に居候しつつバンバンババンバンなお話。
終わらせ方はまぁ…触れないでおくとして、中盤の方は楽しかった。
男の子のセリフが好き。まだ見ぬ色を語る言葉はない、とか。
思ったとおり、信念のままに動けるっていうのはやっぱりすごいことです。


ネクラ少女はもうバカ丸出しの良いライトノベル。THE・ライトノベルって感じ。
しかしラノベにしては珍しく少女視点で語られているが、
その少女がヒキオタで口癖が「呪うぞ」とか言ってるあたりなかなか好感がもてるわけだが。
続きが読みたくなるけどこれで続き書けるのかよ、みたいな心配を無駄にしてみたり。
どうでもいいんだけどなぜか最近悪魔のミカタの話をよく思い出す。


亡国のイージス、再読。何度読んでも泣ける。
お父さん、あなたは子が誇れる父でした。とボクが言える日は果たしてくるのか。
感謝はしていますがあまり尊敬はしていません、自分に似すぎているので…。
コウが腐った人間からは腐った匂いがする、みたいなことを言っているのだけれど、
推定少女でも義父から柿の腐った匂いがする、みたいなことを言っていて驚いた。
腐った匂い…か。


終末のフール。世界が終わると宣告されてはや5年。
残りの3年間、あなたはどうやって過ごしますか?
そういうお話。これは借りないで自分の手元に置いておくことをオススメしますよ。
伊坂が凝縮されたスーパー伊坂本でした、大満足。


探偵ガリレオはイマイチ。
設定を生かすのがうまい東野に短編はイマイチしっくりこない。
短編はキャラを魅せさせてなんぼっていうのと、オチにぐっと持ってこれる人じゃないと難しいと思うだーよ。
そしてそれは東野に一番足りないところかと。
東野はオチをすっと引いて終わりにするタイプだしなぁ。


こんな感じ。