地元のかなり品揃えの良い酒屋で田酒山廃仕込を発見。

「え、っと、あれ売り物ですか…?」
「え、ああ、そうですよ」
「あ、そうなんですか。いくらですか?」
「2800円でs」
「買います」
「は、はぁ…」
「あれ1本しかないんですか?」
「そうですね、1本だけです」
「そうですか…」


それを二日ほどでほぼ飲み干し、またそこの酒屋へ。


「田酒はもうはいらないんですかねぇ」
「あぁそうですねぇ、なかなかはいらないんですよねぇ…」
「次いつ入るとかわかりますか?」
「いやぁ、それはちょっと…」
「そうですか…」
「あ、でも今日お客さんがいま買ったお酒も田酒に勝るとも劣らずですよ」
「ははは、そうですかー」


とか言いつつ、田酒に勝るとも劣らずはねーだろー、
と適当にチョイスした2000円ちょいの一升瓶を見ながら苦笑い。


その10分後にちょっとでもあの店の店主を疑った自分を後悔している我が輩がいました、とさ。
他人に秘密にしたくなるほどおいしいお酒に出あったのは初めてかも。
特別純米であのうまさなのは、ホントやばかったなぁ。
また買いにいかねば・・・。