・ピーターパン・エンドロール 日日日


これを絶賛するようになったあたり、自分の感性もだいぶ変わったものだと実感。
ややネタバレ。




二十歳を越えてもまだ高校生の頃の気持ちを持っていると思っていたのに、
いざあの時自分が何を考えていたのか思い出そうとしてもはっきり思い出せず、
あれだけ激しかった感情を思い出せないもどかしさに耐えながら、
なるべくありのまま昔の自分を思い出そうと苦悩している作者の物語です。泣ける。
物語を綺麗に終わらせることができるのは日日日の才能だとは思うけれど、
この物語は無理に終わらせないでもよかったんじゃないかと思う。
それでもこれは日日日の中では明らかに別格で、今までで一番好きな日日日だ。
いつか二十歳の頃の自分の気持ちも思い出せなくなるのかと思うと…。
というか、今の自分が何を考えているのかもよくわからないんだから、
未来の自分がわかるよしもなし。