国盗り物語1〜4 司馬遼太郎


いやぁ、よかった。
斎藤道三から始まり明智光秀織田信長へとつながっていくこの流れ。
この辺の時代の話にはあまり詳しくなくて、この本を読んで初めて戦国の流れがちゃんと読めた気がしました。
以下興味がない人は読み飛ばし推奨。
続きを読む、とかいう機能はワタクソにはよくわかりませぬ。


まず斎藤道三という人が素牢人あがりだったということすら知らなかったんですよ。
自分の無知ぶりに反吐がでますね。
そしてその斎藤道三、能力を買われて部下になってどんどん出世して、ってわけじゃないんですよね。
最初は油屋の娘をうまいこと口説き落として(これがまた巧みなんですよ)、そいでうまいこと油屋をのっとっちゃって、油屋の主人になったと思いきや、
「お万安よ、わしは将軍になって帰ってくるゆえ、一年この家を留守にするぞ」
なんていって美濃に旅立っちゃうんですよ。いやぁかっこいい。
ただの油屋の主人がなんで将軍になれますかいってんですよ。
言ってみればボクがちょっと総理大臣になってくるからっていうのと似たようなもんですよ。
まぁ実際の話、道三も将軍にはなれなかったんですけどね。
で、この道三、美濃に行って友達の坊主を頼ってしばらく逗留させてもらってるんですけど、
その坊主の方から「この美濃を助けるためにおぬしの力を貸してくれんか?」と頼まれるんですよ。
(待ってました!)とばかりに食いつくんじゃなくて、
「いやいや、それがしごときでは…」ともったいぶるのが道三の手なんですよねぇ。
こういう謙虚な姿勢を見て偉い人たちはみんな、
「この人こそは!」ってだまされちゃうんですよ。
それで結局は大名の弟さんとこに召抱えられて、
その偉いさんの妾を奪っちゃうわ、兄貴を倒してクーデター起こしちゃうわ、用済みになった弟も追っ払っちゃうわでもうめちゃくちゃ。
やりたい放題のくせにやり方があまりに巧みのもんだから民衆からも人気があるという不思議な人物だったんですやわ。
でまぁ美濃を平定した辺りでもう道三もいい歳なわけですよ。
あーこりゃあ将軍にはなれんばい、どげんかせんといかんなーと道三も思うんですね。
そんな折に道三のところに近隣のライバルともいっていい織田信秀のところのバカ息子、信長との縁談話が持ち上がるんですね。
お相手は美濃の蝮(道三のあだ名)の娘の濃姫です。
これがまぁ目に入れても痛くないようなかわいがりようで、そんなかわいい娘をあのバカ息子にくれてやってもいいもんかねーと道三も迷うわけですね。
でもバカ息子だったんなら逆にうまいこと尾張の領地もとれちゃったりなんかしてー、みたいな感じで道三は濃姫を嫁に出しちゃうんですよね。
ところがどっこい、みんなが知っての通り信長はバカ息子どころか超天才的軍人だったわけですよ。
実際に道三が信長に会ってみて、
「こいつすげぇ!やべぇ、まじやべぇ!どんぐらいやべぇかっていうという超やべぇよ!」って言ったとか言わなかったとか。
でまぁ信長のまじヤバさに惚れちゃった道三は、クーデターを起こされて殺されちゃうんですけど、死ぬ前に信長にこんな手紙を書くんですよ。
「美濃あげるからまじがんばってねー」みたいな。
クーデターを起こされてもうそういう権力がない状況だとしても、
自分の今まで作り上げてきた国を違う国の国主に譲渡するなんてこの時代じゃほとんど考えられない話ですよ。
お爺ちゃんが遺言で遺産を隣の家の鈴木さんちのノボルくんにあげますよって言ってるようなもんですよ。
まぁそんなこんなで道三の人生は終わるわけです。
しかしその人生を継いだのが信長と光秀。
この光秀は今までにぜんぜんそんな話は出てきてないんですけど、道三がめっちゃかわいがっていた部下でもあり、
濃姫の従兄弟でもあるわけなんですね。
道三は信長と光秀を同じくらい能力があるとみてかわいがっていたとか。
信長は道三の遺志をついで天下統一しようとしていたし、光秀も道三に教わったことを糧に天下に名をあげてやろーと思っていたんですよねー。


あー、長い。書くの疲れた。学校のパソコンタイプしづらい。市ね。


以下箇条書き


・信長は余裕で日本統一しようとしてるとこに光秀に殺されたと思ってたんだけど、ぜんぜん余裕じゃなかった
今川義元と戦うことになった時に、敵は3万で自軍は五千足らず。勝てるわけないんだけどうまいこと大将みっけてぶっ殺して逃げ勝った。(奇跡)
・美濃に攻め込んだけど超ピンチ。秀吉の超活躍により奇跡の大脱出。(奇跡)
・朝倉氏に攻め込んでこりゃ勝てるぞーってなりかけた時、背後の同盟軍浅井氏が裏切り、人生オワタと思いきやなんとか逃げおおせる。(プチ奇跡)この時家康と光秀と秀吉が三人で超協力してしんがりをつとめたとか。
・スーパー信玄ちゃんタイム発動。織田軍の背後の同盟軍である家康をフルボッコにしてなおも進軍してくる信玄ちゃん。絶体絶命!というタイミングで絶妙にスーパー信玄ちゃんタイム終了。信玄ちゃん突然病没。またもピンチを切り抜ける。(超奇跡)


まーこんな感じで信長も全然楽勝じゃなかったってことなんですよねー。
ぶっちゃけ秀吉いなかっただけで2〜3回は死んでるだろうし、光秀いなくても何回か死んでるだろうし。
天下をとるっていうのは大変なんだなぁ。


そんなワタクソは図書館で楊令伝2巻と覇王の家上下巻、吾が輩は猫であるを借りてきてほくほくなのであります。
情報処理きほんぎじゅちゅしゃしけんってどうやるんですか!


DATA DIVISION
001 OPPAI PIC 9(3) VALUE CHIKUBI
PROCEDURE DIVISION
READ HYPER OTIMTIM TIME 
CLOSED SOCIETY WINDOW.


こうですか><わかりません><