部落とフジツボ

ひょんなことから同和問題を調べていて、その後「意味がわかると怖いコピペ」スレを見た。
その夜、案の定であるがうなされた。


1人の女の子がいる。何の変哲もない、普通のかわいい女の子。
ただし、その子と付き合ったり親しくなってしまうと、おかしなものが見えるようになる。
突然周りの人の顔にフジツボのようなものが生えてくるのだ。
彼女と仲良くなればなるほどフジツボの侵食は進み、しまいには顔を覆い尽くして肉体にまで侵食を及ぼす。
恐ろしくなって彼女から距離を置くと、フジツボは姿を消し、周りの人はいつもの顔を見せる。
困惑したまま女の子を見ると、彼女は泣き笑いのような顔をして、その場に立ち尽くしていた。
どうして、と女の子の唇が動いたところで目が覚めた。


思い返せば何の比喩にもなってないただの夢だけど、体験している身としてはまさに無我夢中というやつで、二度寝もできずトイレにも行けず、思わず電話で一階のヤスを起こそうかと思ったほどである。


しかし、果たしてフジツボは本当に“生えてきた”のだろうか。
フジツボは“最初からそこに存在”していて、いつもは見えないだけじゃないのだろうか。


今さら沙椰の唄がリフレインしてきて、名作はいつまでたっても名作なのだと思いしらされる。