鉄板

流れについて。
麻雀は確率だ。
ただし、サイコロの目が三回続けて6が出ることがあるように、確率にも偏りがある。
その偏りを経験則から予測する。
それが、流れ。
例えば。
連荘しつづける親に対し、子がゴミ手で突っぱね続けてあがりを拾う。
あがった人はその後必ずツく。
流れを奪われた人はしばらく沈む、というのはよくあることだ。
しかしこのゴミ手をあがるのが大変難しい。
大抵テンパイと同じタイミングで親からリーチがかかって、手変わりのきかないド危険牌を掴まされる。
これに攻めるか廻すか降りるかは全て自分の読み次第。
凌いでも、ドラや手変わりの誘惑に負けると死ぬ。
このあたりはもう理屈で説明できない領域になってくるので、割愛。

例えば。
裏三が乗る時。
流れに乗っている時に、クソ配牌がきたのにカンチャンペンチャン暗刻とツモってきて一列目でリーチ。
誰も周りが追い付く気配もなく、ツモ牌がたくさん山にいそう。
暗刻が2つくらい手の内にあってヤオチューだったら多分8割くらい裏三乗って、5割くらいで一発ツモ。
下手に暗刻落としとかしてっても手が高くならないっていう。

例えば。
ツモ切りと入れ替え。
当然のツモ切り、当然の入れ替えの時は反応しないが、違和感のあるツモ切りや入れ替えが続いた時、警戒しないといけない。


違和感も 三回続けば 大物手
五回続けば 国士か屑手


有名なしょーちゃんの至言である。


いわく、この流れをいかにして掴むかが麻雀の醍醐味であり、流れに乗った人をいかにして降ろすかが肝要である。
四人全員で交互に流れを奪い合えるのが、楽しい麻雀の必要十分条件ではないだろうか。
オーディエンスはいらんのだよ。