ザ・リング [DVD]
ザ・リング


怖くなかった。
っていうか貞子(?)がちょっとかわいかった…。
演出はリングと同じ監督らしいんだけど、
やっぱりアメリカ人に日本人独特のあの表情は出せないと思う。
日本版リングで何が怖いって一番最初の女子高生が死ぬシーン。
見ている側にはほとんど情報が与えられないまま怖いシーンが続いて、
いきなり「ぎゃぁぁぁぁ!!」で、あの顔ですよ。
あの顔が、日本版では想像を「絶する恐怖」で、
アメリカ版では「ただの潰れた顔」になってしまうのですよ。
これでは怖さ半減。
んで、最大の見せ場である最後の貞子テレビからヌ〜ンのシーン。
出てきた!きもっちゃるい歩き方した!
ここまでは良かった。
そして思い出される日本版リングのあの人外の目!
あれは怖かった。トラウマだった。夢に出た…。
ところがアメリカ版ではただ怖い顔して睨んだだけ…。
あれはまだ人間の顔だよ…怒ってるだけだよ…怖くないよ…。
こうして考えてみると呪怨の人とか貞子の中の人とかって物凄い演技力だったんだなぁ、としみじみ。
あぁ、でも少年役の子の演技はかなり良かった。
呪怨の子役並みに不気味な表情してる子だった。
あとやっぱり貞子がかわいかった…。
かわいくちゃダメなんだよなぁ…貞子は。