私の優しくない先輩
私の優しくない先輩 日日日


命短し恋せよ乙女、なお話。
何がおもしろかったって全部おもしろかった。
全くもって正統派な展開で、全くもって邪道な展開だった。
日日日はまだまだ未完成であることは確かで、
それなのにその中にはたくさん素敵なものが詰まっている。
ずっと未完成のままでいて、成長していく様子を見ていたいけれども、
完成したら一体どうなってしまうのかというのも気になる。
日日日が1000ページくらいの本をだしたとしたら、
ボクはすぐにでも本屋に行ってしまうことだろう。


子供たち怒る怒る怒る
子供たち 怒る怒る怒る 佐藤友哉


ゆやたんのハードカバー新作。
最初っから最後まで佐藤友哉色全開。
どの物語も全くといっていいほど完結していない。
しかしそれは物語として完結していないだけだ。
全ての短編の主人公である子供たちは、
みな必ず完結していて終結している。


いつからボクは大人の側にまわってしまったんだ?
本当のボクは、本当の自分はどこにいるんだろう?
佐藤友哉は知っているのだろうか?
ボクは知らない。