逝く年来る年

私には、子規ほどの想像力もなく、真之ほどの智力もない
けれどどこか、二人の関係と自分と彼らの関係には通じるものがあると感じている
例えば、私が人を殺したとして、彼らは私から離れていくだろうか
その逆を考えれば、それは疑問の余地もない



自分は家族に対してそのような関係を作れていたのか、疑問に思う
父、母に関しては、年を負う毎に尊敬する度合いが増え、感謝もすれば、畏敬も覚える
けれど、兄、叔父、祖父母に対しては、私は彼らに関してどこまで知ることができているのか、奥行きすら理解できていない
それこそ、彼ら、私の友人らの方がよっぽど理解できていると思う
今年一年で、十何年付き合ってきてもまだわからないことがたくさんあるのだと気づかされただけに、彼らのことをより理解できたと思う



対岸の火事ではない
いずれは出会っていたことだろう
成る程、この時期このタイミングなんですね
父ちゃん、母ちゃん、あなたたちは知っていたんですか
ご先祖さんたち
うちの家族は、元気で、馬鹿で、楽しくやってます